ジーシャツ(デニムシャツ)は晴れて私の手元にやってきた。迷ったけど、断捨離的にはどんどん着ればいいやと思い、お金はまた稼げばいいやと思うことにした。ついでにお店に飾ってあったワンピースがブログにも紹介されていて、値段•デザインが年末の同窓会用にと考えていたワンピースのイメージにピッタリかもと目を付けている。合わせたらいいなと思うという手持ちの靴を履いて、また試着しに行ってみよう。

昨夜は友人M君のジャズライブを聴きに行ってきた。友人がボーカル、ピアノはプロの方、会場は別の友人のご実家がやっているカフェ、お客様は気心知れた方ばかりという、なんともアットホームなライブだった。 
スタンダードナンバーとオリジナルを演奏してくれた。M君の歌は何度か聴いたことがあるが、何度聴いても本当に旨く、またとっても楽しそうに歌う。ピアノの方はさすがにプロ、抑制のきいた大人なピアノで、時々自由に振る舞うM君のボーカルによく合わせ、時に引っぱっていた。 

オリジナルはすべて日本語の歌詞がつけられていたが、そのどれも彼の今までの人生が深く反映された曲だった。M君は独り身のゲイでご実家の家族との関係もなかなか複雑のよう。そういう背景のせいか、家族に対する憧れが強く、友人にも非常に濃密な関係を求めがちな人。そういう「寂しい」という気持ちが歌詞に色濃く出ている。友人や好きな人に向けて「僕がどんな生き方をしても離れて行かないで」という叫び。その思い入れのあまりに泣きながらの演奏になっている曲もあった。

同性カップルもいろいろだが、周囲に長続きしているカップルはあまりいない。 このままいけば、そのうち知り合いの中で私たちが最長のカップルになってしまいそう。女性同士より男性同士の方が、より短期で付き合いが終わるという印象。M君がいつも好きになる人も長い付き合いに向かないタイプのようで、家族を作りたい彼は悩み深い。

恋愛のことなのでカップルが長続きするかは個人的な問題なのだが、社会的な状況も障害の一つであることは間違いない。差別ゆえに同性愛者であることを隠さざるを得ないとか、子供を持ちたいとか、親のために普通の結婚をしたいとか…。 社会制度が整備され、差別感情が軽減され、身内が受け入れやすくなって行けば、長く一緒にいられるカップルがもっと増えるはず。同性カップルでも養子が持てるようになれば子供も持てる。

私は幸運なことに相方と出会い、私の家族は2人の付き合いを知っている。相方家族にもそのうちやんわりと伝えていこうと思っている。子供は無理だが、それ以外のことは概ね困っていない。 でも私たちのように関係をほぼオープンにしていて、同性カップルであることで困っていないカップルなんてほんの一握りなのではないのかな?M君もいつか家族となる相手に巡りあって、辛かった気持ちが歌の中だけになればいいのにと願う。




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