よしながふみ氏の「きのう何食べた?」は、ゲイカップルの日常と普通のおうちご飯を描いた、私たちのお気に入りの作品。私はレシピ関係のページはすっとばして読むけど、相方は結構参考にして自分の料理に活かしたりしてる。プロっぽい料理ではなく普通の家庭料理がほとんどで、めんつゆを調味料に使用するなど手間を省く工夫とかも書かれていて、そこが相方のお気に入りポイント。


↑最近新刊を買うのを忘れていたので、まとめて2冊買った。

これを読んでると、男性同士、女性同士の違いはあっても、シロさんとケンちゃんの性格の違いとか家事の役割分担とか、いろいろ自分たちの生活と似ているなーと思うことがある。



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「何食べ」の2人と私たちの似てるところ

【シロさん(職業:弁護士)】
•料理、家計管理担当(→相方)
•職場などではクローゼット(→相方)、両親にはカミングアウト済み(→私)
•愛情表現をあからさまにはしない、可愛げがない(→最近は私かな?昔は相方がそうだった)
•趣味嗜好が普通の男子っぽく、見た目のゲイっぽさがない(→どっちかというと私タイプ)
• 一人っ子ゆえに両親のことを心配したり金銭援助したり(→私の方がそういう部分あるかも)

【ケンちゃん(職業:美容師)】
•掃除担当(→掃除は2人でするけど、整頓は私)
•家族にも職場にもカミングアウト済み(→私)、兄弟がいるので両親のことで一人悩まなくていよい(→相方かな?)
•職業柄なのか地なのか、しゃべりも振る舞いもゲイっぽさ全開(→うーん、相方は短髪だしスカートはかんね)
•感情表現豊かで涙もろい(→最近は相方のが率直に甘えてくる。でもすぐ泣くのは私かな?)
• 可愛げ満載(→相方)



同性カップルの何気ない日常

この漫画を読んでいると、職場の人、LGBT関係の友達、近所の人、両親などとの付き合いの場面が出てきて、私たちもこんなふうだよなーと思うことがたくさんある。

シロさんが住んでいるマンションのオーナーさんに「一緒に住んでいる人は恋人ですか?」とか聞かれて、一瞬答えに迷う場面。結局「そうです」と答えてた。似たような感じで、相方の職場で既に退職しているB氏に久々に誰かの送別会で会ったとき、「女友達と一緒に住んでるとか言ってたけど、いつまでも結婚せんし、レズなんか?」と言われたことがあるらしい。(レズという言葉を蔑称のニュアンスで使っているわけではない。女性同性愛者を示す言葉として使ってるだけ)

相方もシロさんみたいに「そうです」と答えたとか。B氏は「そうか、それならいいんやで」と、相方に老後を過ごす相手がいることを確認して安心していた様子。ちなみにB氏はうちの近所に住んでおり、時々野菜をくれたりする。なんか親戚のおじさんみたいな付き合いになってる。



私たちのロールモデル

よしなが氏はどこでこんなリアルなゲイライフを知るのだろうか? ご本人は関係者というわけではなさそうだけど。他にもいろいろ「こういうの分かる〜」という場面満載。やってることは男女のカップルと同じようなことでも、2人のやりとりの細かいニュアンスが違うってことがある。そういうこともよく分かってらっしゃる。年齢設定が私たちのちょうど10歳くらい上なので、ちょうどいいロールモデルになるかもしれない。 

2人がお互いのことを思って、いろいろ心の中で呟くのを読んで、最近相方に優しくできてるかなー?と振り返ったりしてみる。もう少し甘えさせてあげてもいいかもなー。





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