日曜日の夜に母が入院した。幸い2日程で容態は回復し、検査の結果次第では今日の午後にも退院できるらしい。専門の先生の診察が週1日しかなくまだ診てもらえてないので、詳しいことが分からないのはちょっと不安。退院してから再度外来を受診する予定。


母が寝込むこと
 
母は私が小さい頃に大病していて、それからずーっといつも低空飛行の体調で過ごしてきた。なので、母の調子が悪いこと自体には家族は慣れている。治療は病院に任せるしかないし、重篤な状態というわけではないのでそんなに心配していない。

母の入院で困ったのは、実家の家事全般についてだ。実家には妹もいるけど、ほぼ全ての家事を母が担っていた。実家には上から祖母、父、母、妹、姪が住んでいる。祖母や姪は自分だけではできないことがあるし、父も家事をしてくれない。


祖母のこと

祖母は気持ちはしゃんとした人だが、やはり高齢なので私たちと同じというわけにはいかない。食事は柔らかいものでないとダメだし、定期的に病院通いもある。今まではデイケアに通っていたが、母の入院を受けてショートステイをお願いした。
 
祖母を送り届けた妹の話だと、状況をよく分かった上で別れ際は「はい、ご苦労さん」とさっぱりしたものだったとか。長年独り身だった祖母の気持ちの強さが、こういう時にはとても有り難い。


姪のこと
 
朝の準備から送り迎えまで、姪っ子の世話も母がしてたことが多い。妹はそれにべったり甘えてきたわけだ。妹本人も言っていたが、「日頃甘えてた分、こういう時一気に困るね」だ。だから私や母がいつも言ってたように、なるべく自分でやっていれば、それが日常になっていたものを。
 
姪っ子も自分でできることを母に甘えていた部分もある。この事態を受けて、さすがに今までよりは自立した子供になるだろう。


洗濯
 
私たちが実家のことで手伝えるとすれば、炊事や洗濯かなと思う。しかし洗濯は家族みんなが入浴を済ませてから夜するので、それを待っていたら帰りが遅くなってしまう。干したものの取り込みも時間的に難しい。実家の洗濯は妹に頑張ってもらう。
 
入院が短かったので、母の洗濯物の心配はせずに済んだ。母は病衣をレンタルしてもいいと言っていたので、それだと入院が長引いてもそんなに洗濯物が出なかったかな?


炊事
 
父は少しは料理ができる。私が小さい頃、休日の朝は必ず大量の焼きそばを作って置いてあった。今回の事態を受けて妹が「焼きそば作って」と言ったら、「やるからには本格的になるからやめとく」と、よく分からない言い訳で逃げる父。うーん、使えん。
 
洗濯は無理でも、炊事の手助けは私たちでどうにかできそう。私たちが自分の家で作ったものを届けることで、少しでも妹を助けようという作戦。母が退院してもしばらくは家事できないだろうから、その間は続ける予定。数日なら買ったものでも済ませられるけど、それだと父が飽きてしまうしお金もかかる。ちょうどうちの冷凍庫がいっぱいなので、その食材を放出するのにもいい機会だ。
 
一昨日、昨日と、病院から帰って惣菜作りをした。主に作業したのは相方。こういう時には、料理上手の相方の有り難みが身に染みる。「私の実家で何かあったら手伝ってね」と言われたが、果たしてどれだけ役に立てることか。他の部分で恩返ししないとね。


諸手続き
 
諸々の手続き関係は、仕事の関係上慣れてる妹が一手に引き受けてくれた。家事は苦手だけど、こういうことは私より頼りになる。祖母のショートステイその他の手続きと、母の入院や高額医療限度額の手続きで走り回ってくれた。お疲れ様だ。



こういうことを経ながら、私たちもだんだんと年を取っていくんだなー。親の世話が日常になる日も、そう遠くないのかも知れない。私も相方もそれぞれ兄弟が近くにいてくれるので、協力して事態に当たれるのは有り難い。私には相方もいる。
 
家族のしがらみに心が重くなってた時期もあるけど、最近は「何でも後ろ向きの考えから入ってはいけないな」と思うようになった。しんどいことが起こっても「どうにかなるから前向きにいこう」と考えた方が気が楽だ。どうせ同じ事態を乗り越えるなら、気分よく行きたい。私にはそれを支えてくれる相方や家族がいるわけで。
 
幸せになりたければ、自分で自分を幸せだと思うこと。それはそんなに難しいことじゃないはず。今私はとっても幸せな人生を生きている。




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