図書館で本を探していたら、先日お世話になった「サクラホテル浅草」の支配人が書いた本を見つけたので借りてみた。ついでにその近くにあった「ボロ宿」の本も。
昔から旅行記を読むのが好きだ。旅は日常ではあまり経験できないような出会いがある。人や街、物、いろんなものとの出会いに泣き笑う人の姿って面白い。今回はそれを「宿」という切り口で読んでみた。
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「〜年間1万人の外国人客が泊まる宿〜 サクラホステル浅草 体当たりおもてなし術」
著者は新卒でサクラホテルに入社し、サクラホテル浅草の支配人になった若き女性。私たちがお世話になった時フロントにいたのは男性スタッフだったので、たまたまシフトが合わなかったのか、今は別の場所で働いているのか。
この本では彼女がホテル支配人として出会った数多の外国人旅行者の面白エピソードが綴られている。外国人との交流が全くなく生きてきた私には、本当に「へぇ〜」と思うエピソードばかり。 1つのエピソードが見開き2ページで読み切りでサクッと読める。文章も読みやすく、宿のやりとりがそのまま伝わってくる感じ。 宿を運営する側の工夫もいろいろ書かれており、そういう意味でも勉強になった。
【 記憶に残ったエピソード】
- 外国人が発音すると「浅草」は「赤坂」になってしまう。
- 共同キッチンには「通常用」「ベジタリアン用」 「ムスリム用」の3セットを用意。
- 先進国の中では、 日本は「クレジットカード」が使いにくい国である。
- 欧米人でも英語を話せず、自国の言葉だけで乗り切る人もいる。 などなど。
今までバックパックの旅、知らない誰かと交流するための旅に興味はなかった。しかし今回ゲストハウスに泊まったこと、またこの本を読んで、ちょっとだけそういう人生の過ごし方も面白そうだなと思った。
「日本ボロ宿紀行」
日本各地には湯治場、宿場町、風待ちの港町など、古くから宿が営まれている土地がたくさんある。そういう街も公共交通の発達、物流の変化、また観光業の変遷により、今は寂れてしまった場所も少なくない。著者はそういう街で今も細々と営まれる、古い佇まいを残した宿が大好物とのこと。そして宿はなるべく小規模で、主人の個性が光るようなところが好きな様子、なかなか渋い趣味だ。
旅行記なので、宿のことだけでなく食事についての記述もある。宿で食事をする場合、素泊まりで外で食事をする場合といろいろ。外で食事をする場合も、古くて若い女性などには敬遠されそうなやや汚い佇まいの店が好きらしい。基本は「ラーメン」。この辺りもおやじ好みでなかなか面白い。
私や相方はどちらかというと、世の中で流行っている最先端のものより、この本の著者のような「おやじ好み」のものの方が親近感を覚える。しかし……宿泊場所は清潔の問題もあって、あんまり古いと不安を覚えるよなー。いつか私たちの「おやじ度」のレベルが上がったら、「怖いものみたさ」でそういう歴史的宿にも泊まってみたい。
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