「CAROL」からのルーニー&ケイト映画鑑賞、飽きることもなく続いてる。この前はケイト・ブランシェット出演の実写版「シンデレラ」を見た。

シンデレラの継母役のブランシェット氏、あの怖いお顔で悪役に徹していて迫力が半端ない。オーディションで選ばれた主演のリリー・ジェームズも、素朴で清純なシンデレラにぴったりなお嬢さんだった。

そんでディズニーつながりと言うわけではないと思うが、昨日は公開時大人気だった映画「アナと雪の女王」を鑑賞。「シンデレラ」のDVDの最後に、「アナ雪」の番外編の小さなお話が入ってたのも呼び水になってるかも。そして最近続編のことで、LGBT的にちょっと話題になってたので借りてみたんだって。




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概要


今更私ごときが説明せんでも皆知っているだろうけど、一応あらすじ等を書いてみる。

ある国にアナとエルサという姉妹がいました。姉のエルサには生まれながら雪と氷の魔力があり、それで人を傷つけることを恐れた両親は、彼女を人前に出さないようにします。仲の良かったアナとも遊ばない日々。時は流れて2人の両親は旅先で亡くなり、 成人したエルサは国の統治者として戴冠式の日を迎えます。そこで彼女の魔力は皆の知るところとなり、エルサは1人山に閉じこもるのですが、エルサの魔力で国中は雪と氷に覆われてしまいます。国を覆う冬を終わらせるために、アナはエルサに会いに行くのですが……。

大人の濁った目で見ている私には、いろいろ突っ込みどころ満載だなーと思いつつの鑑賞となった。子供の心を持った相方は、冒頭仲良しの2人が引き離されるシーンでもう泣いてた。……まだ感情移入できる程見てないよね?



感想

ディズニーのアニメってほどんど見たこと無いけど、まずその映像技術に感嘆。アニメを実写の映像に近づけることの是非は置いといても、凄い技術力と美しい映像だなーと単純に思った。その独特のキャラクターデザインも、意外と抵抗感なく見られたし。

ストーリーはまぁ子供への分かりやすさも考慮されてか、「えー、その展開ないでしょ」ってことは何カ所もあったが、RPG的冒険潭の趣もあり楽しかった。やっぱりクリストフ、スヴェン、オラフら脇役の活躍が映画を面白くしている。彼らがいなかったら、私はここまでこの映画を楽しめてないな。脇役が活躍してこそ、主役も立つというものだ。

そして主役の2人の性格の違いや関係性も興味深い。よくあるおとぎ話が最終的に王子様(=男性、父性的なもの)に救われるのと違い、 姉妹2人(=女性だけ)で決着がつくところもいい。男女の愛以外の価値を描いているところが、最近の話題の中身につながっている気がした。


エルサのレズビアン設定?

ちょっと前からネットで、「アナ雪」の続編についてあることが話題となっている。

「「エルサに女性の恋人を」、アナ雪ファンの訴え広がる 」 ←「CNN.co.jp」より 

この話の賛否は置いといて、こんな話になる土壌のある作品という部分はうなずける。エルサの魔力がLGBT当事者であることに置き換えられ、今までそれを隠して生きてきたけど、やがてそれを隠さず自分らしく生きることを決意するストーリーは、そのままカミングアウトして生きることと重なる。エルサを救うのがお王子様でない点も、この話題を補強する材料になりそう。

相方とこの話をしてたら、「うーん、レズビアンのお話がディズニー映画になるのは賛成だけど、それなら「アナ雪」の続編じゃなく、新しいお話でちゃんと作るんじゃない?」ということだった。そうかもね〜。エルサがレズビアンでもいいけど、そうじゃなくても素敵な作品だからね。



お話の中にLGBTが登場すること

子供の頃に触れるお話、絵本、アニメにLGBT的人物が登場することは、とても望ましいことだと思う。大人の恋愛の話を無理矢理教えるというのではなく、そういうカップル、両親が同性同士である子供、そういう人が社会に普通にいることを、小さい頃から自然に知るのに絶好の機会であるからだ。

そしてLGBTに限った話でなく、「ありのままの自分で生きる自分」を社会が肯定してくれると知ることは、全ての人にとって価値がある。LGBTの話は、その一形態に過ぎない。日本でも子供に向けたLGBT本がいくつか出版されるようにはなったが、まだまだ「お勉強的な本」であり絵本や物語として楽しめるものは少ないと思われる。今後そういう作品が増えるといいなと思う。

↑この作品、うちにもあるけどオス同士で子育てするペンギンのお話。




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