先日参加した地元LGBT団体Pの交流会には、ネット通販を中心に靴を製造販売しているメーカー「菱屋」の方も参加していた。

「株式会社菱屋 HP」 ←中のリンクから、各種オンラインショップにも行ける。

「菱屋」では、「男性サイズのレディースシューズ」ブランドを立ち上げたばかりとのこと。その商品開発への意見を聴くためもあって、今回参加していたようだ。

↑まるで映画「キンキーブーツ」のような話。




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小さいサイズ&大きいサイズが充実の靴屋さん 

「菱屋」の商品をamazonで検索してみたら、ものすごい量の商品が出てきた。

「menu'e(メヌエ) 「mooimooi(モーイモーイ) ←今展開している2つのブランド。

デザインもカラーも豊富で、なんといってもサイズの選択幅が広い。小さいサイズは21.5㎝から、大きいサイズは27㎝まで。足のサイズが標準的じゃない人にとっては心強いメーカーだ。サイズがなくて靴選びに困っていた人は是非試して欲しい。

価格帯は低価格ゾーンが中心。合成皮革のパンプスが多く、1番高い商品は本革のブーツ。それでも他のメーカーの商品より、かなりお求めやすい価格。「シーズン毎に流行の靴を買いたい人」にはいいかも。



「男性サイズのレディースシューズ」ブラント 
 
ネット通販だとシステムの性質上、販売側は購入者の属性をデータとして簡単に蓄積・分析できる。そこから「大きいサイズのレディースシューズを定期的に購入する男性」が結構いることが分かった。

菱屋の方々は購入者にLGBT関係者が含まれると分析。つまり男性から女性へのトランスした方(MtF)や、トランスヴェスタイト(自分と反対の性の服を着る)の方が靴を買っているということ。そこで地元LGBT団体Pに話が来たというわけだ。

ちなみに菱屋が新しく立ち上げた「男性サイズのレディースシューズ」ブラント、まだできたばかりでこれからどんどん展開していきたいとのこと。商品開発への意見が欲しいみたいなので、もし要望のある方は連絡してみたらいいかも。



「LGBT」という新しい市場 

菱屋はうどん県という地方のメーカーであるが、LGBTを新しい市場と捉えてるところは、今の日本では先進的だと思う。地元でも今まではほぼ知らないメーカーだったけど、これを機会に今後応援していこう。

このように、既存の概念から自由になって新しい市場を作っていくことが、メーカーの1つの使命である。今回は「LGBT」という切り口だったが、他にも「障害者」など、マイノリティと呼ばれる人のための商品開発が、社会全体の人々に役立つようになると思うのだ。

「LGBT」を市場としてきちんとマーケティングすれば、「性差を超えた商品開発」が実現するはず。すると偏ったジェンダー観から自由になった商品が増え、それはLGBT以外の人のライフスタイルも豊かにするはずだ。同じようなことが、他の切り口でもいっぱいある。

そして「LGBT向け商品の開発」を、それまでストレート向けの商品を売っていたメーカーがやろうとしていることに単純に喜びたい。LGBTが特別扱いされない世の中への第一歩だと思う。




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