最近の私の髪形は、前髪無しのボブにゆるくパーマがかかっている状態。この髪形にしてから、美容院に行ってひと月もすると、どうにもこうにも収集がつかなくなる。髪が多く硬いからか、中途半端な長さだと収まりが悪いみたいね。

収まりが悪くなった髪を、見て見ぬふりして放置していたある日、家で鏡を見たらそこには「限りなくおじさんに近いおばさん」が立っていた。



style="display:block"
data-ad-client="ca-pub-5869483790913921"
data-ad-slot="7842646491"
data-ad-format="auto">





おじさんの構成要素

フレームのしっかりした四角い眼鏡、芸術家風かフォークソング時代をこじらせたような中途半端な長髪、化粧っ気のない(しててもめちゃ簡素)な顔。洋服は色や形があまり女性的でない(ベーシックな感じ)ものが多い。
 
メイクが手抜きなのは今に始まったことではないし、中途半端な髪形だって今までにもしてたはず。眼鏡のせいで「事務系地味目女子」に見られる自覚はあったが、まさか自分が「おじさん」に見える日がくるとは……。幼児と老人とふくよかな人は性差を感じさせないが、私もとうとう「老人」の仲間入りということか?


「衣にちにち」(群ようこ)
 
自分がおじさんに見えたことで、以前に読んだ本のことを思い出した。群ようこ氏の「衣にちにち」である。

もともと和服道楽だった群氏だが、年齢を重ねて着付けの大変さが負担に感じられるようになり、最近はもっぱらキレイめカジュアルの洋服を好んで着ているらしい。

洋服を着るようになって、今まで似合っていると思ってきていたものが、ある日突然全然に合わなくなるということに遭遇するようになったらしい。この「ある日突然感」が、私の「おじさんに見えた経験」と似てるような気がしてね。

平面的な和服と違って、立体的な洋服は体のラインが着姿にモロ影響する。年齢を重ねると、よほど体型に気を使って鍛えてないと、筋肉や脂肪のつき方が明らかに若い頃とは違ってくる。特にカジュアルな洋服って、基本的には「若くて元気な人」に向けて作られてるから、体型の変化を如実に現しちゃいそう。



お洒落どころの話じゃない
 
もともとお洒落への関心は低めだったが、「おじさん」に見えるとかいう事態はもうそういう話ではなく、アイデンティティ崩壊の危機である。相方的には「フェム×フェムカップル」が理想らしいが、このままでは「おじさん2人カップル」になってしまう。あ〜、せめて「清潔感のあるおばさん」でいたい。

今後はせいぜいこまめに美容院に行くようにし、髪形自体もよりフェミニンにしてもらおう。服装やアクセサリーも、ちょっとは華やかに見えるように工夫しないとね。むむむ、ここにきてアイデンティティのために外見をコントロールする勉強か〜。




style="display:block"
data-ad-client="ca-pub-5869483790913921"
data-ad-slot="7842646491"
data-ad-format="auto">





人気ブログランキングへ
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村