友人L女性N氏と「おねえ言葉を話す男性Y氏」について話していた時のこと。

私はY氏のことを「社交スキルとしておねえ言葉を話すG男性(性自認ははっきり男性)」と思っていた。N氏はY氏の言葉遣いからか「内面女の子な人」と思っていたらしい。ちなみにY氏と私は1回しか会っておらず、N氏は数回会っていてメール等のお付き合いも。

N氏は先日、Y氏本人に私たちのやりとりを話したらしい。するとY氏は「あの子(私)は色々分かっている」「あんた(N氏)、分かってなさずき」と言ったとか。……N氏が分からなくて私が分かったのは、単にいろんなタイプの人に会ったことがあるからだと思うよー、N氏。




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外からは分からないこと

N氏がY氏について「おねえ言葉を話すから、内面女性性が強めな人、心は女の子な人と思った」というような誤解は、LGBT界隈にはたくさんある。外見や振る舞いから受ける印象が、そのまま内面の在りようを表してはいないことも多い。イメージで判断してはダメね。

私はL当事者だけど、他のLのことは良く分からないし、GBTその他の人たちのことはもっと分からない。職場とナショジオのLGBT特集の話をした時も、「あんなにいろんなタイプの人がいるんだねー」という同僚の言葉に、「そうなのよ。いろんなタイプの人がいるから、私でもよく分からないことばかりだよ」と話した。

ちなみに「おねえ言葉」の使用について私が何となく持っている感触は、「従来の男性性のイメージからはみ出したい人が使うと便利、楽な言葉」「柔らかく響くから便利に使える」「はっきり内面が女性な人(トランスジェンダー)は、おねえ言葉は使わない」という感じ。おねえ言葉と平均的な女性の話し方って違うでしょ?



サンプルの1つとして
 
見た目や振る舞いから内面的なことが簡単に判断できないのは、LGBTに限ったことではないよね?誰だって、見た目で判断できない複雑な何かを抱えている。それを相手と話している中で何となく推測できるようになるのは、自分とは違ういろんな人にあった経験の蓄積によるものだ。

最近このブログであんまり「LGBT的な記事」を書いてないけど、やっぱり時々書くべきかなーと思う。「女性と暮らしている女性」であることは私にとっては当たり前のことだけど、そんな人が周囲にいない人もいるだろうし、いても私たちとは全然違う人たちだろうし。だから、私と相方というサンプルを提供したい。

初めて会う人にはどう接すればいいか戸惑うし、持っている知識だけで判断すると間違うこともある。経験するサンプルは、できるだけ多い方が良い。そのサンプルの1つとして、私たちの何でもない毎日を発信し続けようと思う。




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