香川県に演劇の「企画」と「制作」を専門に行う団体がある。県外の劇団が香川(四国)で公演をする際に、地元でスタッフ集めや宣伝を手伝ったり、ワークショップなどを含めた演劇に関するあらゆる企画を行う団体である。

「シアター・デザイン・カンパニー」← 略して「シアデザ」。

香川を「演劇を楽しめる街」にすることを目指して活動しているシアデザ。その過去・現在・未来の話をする会があると言うので行ってみた。

minasama
家に帰ってから、相方と白熱の議論をしたりしたので、ちょっと自分の意見をまとめてみたいと思う。





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都会と地方の違い
 
相方と商業演劇を見に行くようになって思うことは、「商業演劇の多くは大都市でしか上演されない」ということ。費用対効果を考えるとそれは致し方ないことなのだが、日本は一事が万事東京一極集中すぎて、逆に無駄が発生している気もするが。まぁそれは別の話として。

東京ではプロアマ問わず、面白そうな舞台が毎日どこかで上演されていて、多分どこもそれなりにお客が入っているのだろう。地方では演劇公演自体の絶対数が少ないのに、どこも集客に苦労している。それはそもそもの人口の違いだけではないと思う。

都会では演劇に限らず、舞台芸術やアートイベントを日常的に楽しむ人の割合が、地方に比べて高いということが言える気がする。「芝居を見に行く」ことに慣れてる人が多いということ。慣れてるから、生活に必須とは言えない「観劇」という行為にお金を払う抵抗感も少ない。



 
演劇の「スカしてる」感
 
都会、特に東京の人は、私から言わせたら「スカしてる」と思うような行為を、意識的にか無意識的にか、抵抗なく行う人が多い気がする。 そして演劇とは、多分に「スカしている」活動である。

私の思う「スカしてる」とは、「板についてない」「お洒落を気取りたい」「分不相応な感じ」「意識高い系」……みたいな感じ。大阪だと「イキってる」という言葉で表すような人、行為。私は前々から、演劇が地方で受け入れられない一つの要因に、この「スカしてる感」があると思っている。

演劇のどこがスカしてるのかと言うと、「高尚そうなことを言おうとしたがる」「難解な方が価値があると言わんばかり」「独りよがり、身内受けちっくなメッセージ」「無駄なアート感を出そうとする」「結果、何を表現したいのかが分かりにくい」感じ。とどのつまり「分かりやすく面白い」ものがあまりないんだよ。



教養と娯楽の狭間で
 
伝統芸能やクラシックなどの舞台芸術は、ある程度背景についての知識があった方が楽しめたりする。「深く楽しむために、勉強が必要」な遊びであり、「教養」という言葉が使われたりするタイプのもの。逆に、そういう準備がなくても楽しめるよう、メッセージを限りなく単純化しているものの代表にテレビという娯楽がある。 

演劇にはいろんなタイプのものがあるけれど、どちらかというと「下準備や心構えの必要なタイプの遊び」だと思う。楽しくなるまで、しばし我慢が必要というか。しかし演劇のコアにいる人は、そのことを分かっていない、というか忘れている。

人は自分が楽しいことは、他の人にもすぐ理解してもらえると思いがちだが、では「あなたは初めて演劇を見た時、心から楽しめたか?」と問いたい。もしそうだったなら、それはとてもラッキーな初観劇体験だと思う。



伝統芸能だと思え
 
「遊び」「娯楽」がここまで多様化した現代では、劇場に足を運び努力が必要な観劇という活動は、とてもアナログな古臭い活動であると認識した方が良い。ネットを使えば、お金も体力も時間もさほど使わず、それなりに楽しめるものがたくさんある。フィクションの世界で感情を解放したいなら、漫画、小説、映画など、1人きりで楽しめるコンテンツが無数にあるしね。

大人になると「歌舞伎」とか「落語」とか、そういう伝統的な遊びに興味が出てきたりするが、多くの人にとってはなかなか敷居が高い遊び。お金もかかる。観劇は、その舞台がどんな前衛的、斬新なことをやってるとしても、こういうものと同じ「古典的な遊び」だと思った方が良い。

そのとっつきにくさを十二分に理解した上で、集客を考える。それは「広く浅く」人を集めるのか、「狭く深く」人を集めるのかという話にも繋がる。マニアックな世界だからこそ、お客とお金が集まる場合もある。


書きながら、考えがどんどん散らかってしまった。ちょっとまとまりに欠けるけど、今の率直な意見として書き残しておく。




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