印刷の現場でよく使われているソフトと言えばアドビ社「イラストレーター(イラレ)」「フォトショップ(フォトショ)」である。最近は一般の人でも自宅のPCにインストールして、デザインやイラストレーション、画像加工を楽しんでいるようだ。
 

職場では新たに、同じくアドビ社「インデザイン(インデザ)」というレイアウトソフトが導入されるらしい。私は10年位前にちょっとだけ使ったことがある。職場では不慣れなソフトの導入に戦々恐々としているのだった。

↑「インデザイン」の単体売りが見つけられなかった……。アドビ社HPにはあるよ。




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先達の教え

先日の広島行きでは、印刷業の先輩でもある友人O氏に、インデザインの使い勝手その他についていろいろ聞いてみた。前からメッセージのやり取りで「どうかな?」とは聞いていて、「イラレを使ってる現場なら、そんなに問題なく導入できるでしょ」という回答だった。

O氏の仕事場では、実際に仕事で作ったデータや印刷物を見ながら、「こういう場合はどういう処理になるの?」「これはインデザだけで加工できるの?」と具体的な話を聞く。すると事前に職場の人と調べて見つけた便利機能、ツールをあまり使ってないことが判明。「結構アナログな使い方だな〜」という印象だった。




便利機能なんてなくても
 
今だってイラレやフォトショの機能なんて、ほんの一部しか使っていない。それでも十分、自分のやりたい表現を実現できてるわけ。インデザ導入時には新しく覚えることもあるだろうし、イラレとの違いの把握は必要だろう。でも、全部の機能を覚える必要はないし、イラレにない機能があってもやりたいことは別の方法で実現できるはずだ。

便利な機能に慣れきっていると、それを「アナログ的に実現するには?」という創意工夫の思考回路が閉ざされてしまう。イラレだって、私が使い始めた頃(5.5や8の時代)から比べたら、昔はなかった機能がモリモリ増えている。イラレよりもっとシンプルなレイアウトソフト「クォークエクスプレス」なんて、昔は本当に機能少なかったよな〜(今は知らんけど)。




昭和なアナログ人間
 
便利機能なんて、ないならないでなんとかなったのだ。そんな時代の記憶が「どうにかなるでしょ」と思わせるのだが、便利になった後のソフトしか知らない人は怖いみたい。

便利な道具をいち早く導入して使いこなせれば、世界は広がるのかも知れないが、それはまず「やりたいこと」が先にあっての話だ。道具はあくまでも道具。不便な道具なら、不便なりの使い方をすればいいのでは〜?と思う「昭和なアナログ人間」なのだった。





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