台風一過の朝、嵐の前の静けさを感じながら映画鑑賞。今年春劇場公開されてた天海氏出演作「チア☆ダン」を見た。天海氏と同じく宝塚OGの陽月華氏も出演してたのね〜。



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青春映画とあなどるなかれ

ただ「天海氏出演作だから」と見始めたけど、なかなかどうして、青春映画だけど大人にもずしんとくる映画だった。

映画の筋は単純。広瀬すず氏演じる主人公ひかり、中条あやみ氏演じるチア経験者で部長の彩乃、天海氏演じる鬼の顧問早乙女他、チアダンチーム「JETS」はもともとただの素人集団だった。そんな彼らが「全米制覇」というビッグドリームを成し遂げるまでの物語。

そんなスポ根青春映画には、ただの「高校の部活」を超えて、目標に向かって挑戦する人、何かを成し遂げたいと思っている人すべてに届くメッセージがあった。



「今の自分を超える挑戦」を続ける

スポーツの世界にもビジネス的な考え方が応用できるというのは、「もしドラ」が大流行したことからもわかる。「チア☆ダン」でも顧問の早乙女は、影でマネジメント論の本を読み漁っている。「どうしたら目標を達成できるか」は部活でも大人のビジネスでも同じである。

早乙女は部員に「夢ノート」なる白紙のノートを配る。そこには「達成したい大きな夢」をまず書き、それを達成するためにやるべきことを、「1年単位」「1月単位」「1週間単位」「1日単位」で書き込むのだ。これは有名スポーツ選手や有名企業の社長も実践している方法だ。

そうやって「日々の努力の積み重ね」でしか目標は達成されない。部長の彩乃は「努力してもできないことはある。だけど努力し続けるしかないんだよ」と言う。そうやって「今の自分を超える挑戦」を絶え間なく続けることでしか、大きな夢を叶える方法はない。




チームで目標に挑むこと

彩乃は夢ノートの初めに「みんなの敵になる」と書く。早乙女はチーム内で互いの欠点を指摘し合うように指導するが、仲良く楽しくやりたいひかりは納得できない。早乙女はひかりに「あなたがいたら仲良し地獄」などと言う。

「チームで目標に挑む」には、ただ仲が良いだけではダメだと言うこと。互いを信頼しあうと同時に、各個人が信頼に応えるだけの努力をしなければならない。切磋琢磨はいいが、能力の高いものが下のものを見下してもダメ。チームの目標を達成するために、全員が建設的な考え方をしないといけない。



目標を見据える

 何かをやりたいときにもっとも大切なのは、「目標を明確に持つこと」。ビジネスの世界などでは「ビジョン」などと言われたりも。

数年前に参加した起業塾のワークでも、「絵もなんでもいいから、自分がなりたい状態を明確にイメージし、それを表現せよ」と言われた。イメージできないことは、やろうとしても無理だもんね。

もしビジョンが浮かばないとすれば、それは考える量が足りてないということ。私も起業塾の時点ではよく分からなかったけど、ここ数年ずーっと考えて、それを書いたり話したりするうちに、だんだんイメージが明確になってきた。 


いや〜、久々映画見ながら泣いたよ〜。元気が出る映画だったしね!いろいろ小難しいこと考えたけど、結局「たまには映画や小説でちゃんと泣かなきゃね!」ということで!




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