先日「女性の髪は長い方が、男性のマウンティング度合いがマシ」という記事を書いた。その記事を読んだ友人O氏が、酒井順子氏が「男尊女子」について話したインタビュー記事を教えてくれた。

「「男尊女子」って?エッセイスト酒井順子さんと語る、心の中にある小さな”女子マネ”の精神 | HUFFPOST」  

酒井氏の話、とっても面白かったし「そうだよな〜」と深く共感。その数日後、O氏がミソジニーについて呟いているのを読んで、「ん、男尊女子って実はミサンドリーなのでは?」と思ってそう呟いた。O氏が「考察求む」と伝えてきたので、ちょっと挑戦してみようと思う。




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用語説明

ご存知ない方もいらっしゃるかもなので、いくつかの用語の説明をしておく。私も「男尊女子」については、今回初めてちゃんと読んだのだ〜。

男尊女子:男が「上」であることを当然と思っている女性や、男を立てながら内心では「男のくせに」と思っている女性を表す言葉として、コラムニストの酒井順子氏が生み出した造語。

ミソジニー:女性や女性らしさに対する嫌悪や蔑視のこと。

ミサンドリー:ミソジニーの反対で、男性や男性らしさへの嫌悪や蔑視のこと。



男尊女子の構造

「男尊女子」を構成する要素として、「女性の嗜み的に男性を支えるという精神構造」と「男性に任せておたほうが楽、得という損得勘定」があるのかなと思う。

前者は、社会が女性に求めるジェンダーロールを体現すべく、女性は男性(というか周囲の人間)へ奉仕の精神を発揮するという現象。飲み会なんかで、女性が料理を取り分けたりお酒の世話をしたりということがあるが、ああいうのもそのひとつ。あ、私はそういうの苦手(面倒)なタイプなのでやらないけど。

後者は「責任者は男性がやってもらおう」的な思考だな。責任者とか矢面に立つ人って晴れがましいように思えるけど、しんどいことを引き受ける立場でしょ?小利口な女性はわざわざ損をすることはせず、男性を立てるふりをして面倒を押し付けるのだ。夫婦間でもきっとあるよね〜。



狡猾に「得」を求める

男尊女子には「男性を立てる」「男性を立てつつ内心バカにしてる」という相反するふたつの精神性が含まれるが、どちらにせよ女性自ら積極的に「上下関係」をセッティングしているわけだ。よく男性は、犬の群のごとく集団での順位、自分の立ち位置を確認したがるなんて言われるが、女性の嗜好する上下関係はまた全然違うものかも。

男性が順位を確認するのは、ただただ「無邪気な名誉欲」的な精神性なのに対し、女性が巧みに発生させる上下関係には常に「そうする方が得」という計算が含まれる。「名誉」なんて何の役にも立たないものより、「実質的な得」を狡猾に求める女性……なんか怖いね。




男性は「道具」 

上記のような「男尊女子」からすれば、男性は「自分の幸福に役立つ道具」でしかないのではない。「社会の求める女性らしさを発揮すれば褒められる、モテる」→「経済的、精神的利益が得られる」。「男性が名誉と引き換えに汚れ仕事をしてくれる」→「はい、ご苦労さん」。

こうなるともう男性を尊ぶどころか、人とみなしていないのでは?ミサンドリーとは「男性、男性らしさへの嫌悪」だが、それ以前かも。だって相手は人ですらないのだから。




そもそも「対男性」という視点がない

 今回考察してみて思ったのは、「そもそも私自身が女性として、対男性という視点でものを考えない」ということ。私は女性と暮らしてる女性だし、日常的にマウンティングしてくるような男性も周囲にはいない。自分の性別を意識する瞬間があまりないのだ。

やれ「男尊女子」だ、「ミサンドリー」だとか言っても、自分自身にあまり実感がない。考察なんて浅はかだったかも〜。 O氏とは今度直接話す中で、互いに考察を深めていきたいと思う。





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