先日地元LGBT団体プラウドのお話会に行ってきた。お話会というくらいなので、基本的には参加者が話したいことを自由に話すというもの。この日は参加者も少なかったので、主に若者たちの話を聞く時間となった。

プラウドは香川という田舎で活動する団体、「田舎にLGBT当事者なんて、そんなにいないのでは?」と思われる方もいるかもしれない。いやいや、田舎にもいるんです。その証拠に、プラウドには途切れることなく新人さんがやってくるのだ。



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どこに相談すればいいか分からない

アラフォー世代が思春期を迎えた頃は、やっとインターネットの普及が始まったばかり、今ほど何でもネットで調べられる、繋がれるという時代ではなかった。今は人に言いにくい悩みがあったら、とりあえずネットで調べるということができる。

ここ数年で「LGBT」という言葉も市民権を得てきたし、各地にLGBT支援団体ができたりしてる。地元になくても、近県で探すことくらいはできる。ネットがあれば、それらにたどり着くのは易しいと思えるのだが。

それがそれが、二十歳そこそこの若者でも「どこに相談すればいいか分からなかった」と言ってたんだよ。



ネットの限界

LGBTの悩みを相談する先にもいろいろある。「LGBT支援(自助)団体」「LGBT電話相談窓口」「ジェンダークリニック」などなど、「夜の出会いの場」というのも含めてもいいかもしれない。抱えている悩みによって、どの場所が相談先として適しているかは別れるが、必要があればそこにいる誰かが他の相談先を紹介してくれたりする。とにかく、これらのどこかを訪ねることが大事。

私は「ネットがあれば誰でも糸口くらいは見つけれる」と思っていたので、今の若者でも「相談先が分からない」ことに驚いた。考えてみれば、ネットは「言葉で検索」する場所なので、「調べたいものを表す言葉」がないと調べることができない。

LGBTでも特に「T」の人が抱える悩みには、「何だかよく分からないけど」違和感、不愉快、死にそうに嫌という場合がある。 悩みの正体が分からなければ、ネットで検索しようもないんだよな。検索ワードを見つけられても、「自分には当てはまらないかも」という内容しか出てこないこともあるだろうし。



教育、大事

この問題はやはり、教育で解決するしかない気がする。小学校の頃からLGBTについての知識があれば、自分の、周囲の違和感、悩みが何であるのか気づくことができる。相談先も見つけられるだろうし、仲間や理解者と繋がることで、悩みの質と量を変えることができるはずだ。

地元香川でも、学校での講演活動をしている仲間がいる。仕事を休んだりして活動を行なっている彼らには、本当に頭が下がる。同じような活動が続けられることで、教育現場での取り組みがどんどん変わってくれたらと願うばかりである。




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