断捨離により大量の書籍をお嫁に出した我が家、本棚に残ったのは「精鋭」とも言えるお気に入り作品たち。その中に「きのう何食べた?」もある。コミクッス刊行が続いて買い続けているのは、この作品くらい。

その「何食べ」のドラマが始まったね〜。録画していた第一回放送、見ましたよ。



「ドラマ24 きのう何食べた? | テレビ東京」
「ドラマ化記念、原作者よしながふみが語る『きのう何食べた?』 | ベビモフ」
 「モーニング本誌でははるな檸檬が撮影現場を漫画でレポート | モーニング」 



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シロさんとケンちゃんだ!

漫画や小説が映像化において、原作ファンはどうしても、原作のイメージを壊さないキャスティングを求めてしまう。シロさんを西島秀俊氏が、ケンちゃんを内野聖陽氏が演じると聞いて、西島氏はまぁ分かるけど、ゴツいイメージな内野氏がケンちゃん!という驚きがあった。

第1話を見て、内野氏のケンちゃん具合にさらにびっくり!リアルケンちゃんだ〜!程よいやわらかさ(微妙にオネエ入ってる)、意外に頑固なところ、シロさんへの開けっぴろげな愛情表現、再現性がすごい!

もちろん西島氏のシロさんもいい感じ〜。「女子受けするイケメンだけど、ゲイ受けしない線細め男子」というところは、西島氏の意外なマッチョさが邪魔してるけど、やや神経質そうな感じ、けっこうすぐ頭に血が上るところ、シロさんっぽい!(いやいや、シロさんだから)



ゲイカップルの家の中

ドラマになって良かったな〜と思うのは、「ゲイカップルの家の中がリアルに想像できる」ということ。この作品の第3の主役は「シロさんの作る料理」である。シロさんが料理する様子、家の中心的場所であるダイニングキッチンが詳細に描かれてて、漫画より一層「ゲイカップルの生態」に迫れてると思う。

締り屋シロさんらしく百均の皿立てが置いてあったり、「コンビニで定価で買ったハーゲンダッツにご立腹」だったり、どこの家庭にもある所帯染みたエピソードが、当然ゲイカップルにもあるんだよね〜。というか、カップルってだいたい「しゃきしゃきタイプ」と「のんびりタイプ」でできてる気がする。そう、我が家みたい!



LGBTのリアルな悩み

第1話で「ケンちゃんが職場(美容室)の客にシロさんの話をしちゃって、ふたりで街中にいるときにその客に遭遇しちゃう」というくだりがある。ケンちゃんったらふたりのベッドでの役割まで話してたもんだから、そんな冷やかし受けてシロさん激怒!こういう「カップルふたりでオープン具合が違うから起こる問題」ってあるある〜って思う。

我が家も今でこそ相方がややオープンになってきたけど、付き合い始めたときは「私フルオープン、相方ガチガチクローゼット」だったもんね。シロさんの「俺はクローゼットなんだ!」ってのも分かるし、ケンちゃんの「自分の家族の話をできないなんて……」というのも分かる。

こういう言葉で説明しづらい微妙な悩みがフランクに描かれると、LGBT当事者たる私としてはとても嬉しい。漫画作品でももっと具体的かつ深刻な話が描かれてるけど、自分たちの悩みをフィクションの中で描いてもらうというのは、それで悩みが消えないとしても大きな癒しである。



毎週楽しみだ〜

録画してたのを、珍しく私が作ったご飯を食べながらふたりで見たんだけど、「好きな人と美味しいご飯を食べる幸せ」を味覚と視覚からしみじみ感じる。相方も「やっぱり『何食べ』良いね〜」とほっこりしてた。

主役のおふたり以外にも、味のある役者さんがたくさん出てるのも楽しい。次回も楽しみ〜!




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