久しぶりに実家に行った。妹が相方の見舞いに来てくれて、「今から実家の片付けをする」というので、一緒に行くことにしたのだ。

妹は1年くらい前に実家を出たんだけど、使っていた部屋にまだいろいろ残っていて、今回はそれを片付けるとのこと。実家の元妹の部屋、めちゃめちゃものが散乱してる。ものを残していくにも、ちゃんと整理していくもんじゃないのか?




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実家にある私物

私は大学進学で家を出て、何度か引越しをする中で所持品をどんどん減らし、実家に私のものはほぼない(子供の頃に可愛がっていたぬいぐるみくらい)。妹はものすごく古いものから、今後使う可能性のあるものまでいろいろ置いてあったな。

実家を出ても、自分のものを実家に置いてあるというのはよくあるのかもだけど、私は抵抗がある。自分のものが自分の目の届かないところにあること、いつ誰に捨てられるかもわからないこと、必要のないものを所持し続けることが、無理。もし置いておくとしたら、それは「実家に寄付(または廃棄を押しつけ)」する気持ちかな〜?



ものの管理が苦手な家

元妹の部屋を3人で片付けるも、保留されるものが結構あって「これじゃ片付かないじゃん」と思う。「これはどうするの?」と聞いても「また今度整理する」とか言うから、私は途中から戦意喪失。片付けなんて決定権のある人がどんどん決断しないと、他人は手伝いようがないもの。

行き先を保留されるものたちが、新たな山を作るのを見ながら、「この先延ばしの癖はこの家で身についたものだな〜」「実家を離れてから長い間かけて、その癖から脱したな〜」と思う。妹はまだその癖が染み付いたまま(それを問題だとも思ってない)。
 


実家との距離感

私と妹では「実家との心理的距離」が違うようだ。私からすれば「その家に住んでないのに物を置いておく」=「実家に迷惑をかける」である。私はなるべく実家に迷惑をかけたくないし、かけられたくもない。妹は迷惑かけまくってきた代わりに、私より実家からの雑用ヘルプに応える用意がある気がする。

妹と母と3人で話してたら、昔は私と母の方が話が合ってたのに、今はふたりが異星人のように感じる。ふたりの価値観と自分のそれが遠ざかっているようで、3人で話してるとちょっと疎外感がある。妹はまだ精神的帰属の一部が実家にあり、私はそれがまったくないって感じ。


数時間の滞在だったが……実家は疲れる。ものの多さもあるし、いろんな精神的ストレスが。体力的には大して疲れなかったはずなのに、その日は気がついたら20時頃から寝ちゃってたもんね。あーあ。




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