職場のYちゃんに教えてもらった星野源氏、「地味な見た目の人ね」と思っていたら、あれよあれよという間に時代の寵児となった。何枚かのアルバムといくつかのドラマを視聴し、「人気あるの、分かる気がする」と思う。懐かしく新しい感覚があるよね。

星野源氏はいくつかのMVであるダンス集団と共演しているのだが、そのダンスがとても興味深かった。いつかそのダンスを見てみたい。それが「イデビアン・クルー」である。









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コンテンポラリーな空間

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三方を客席に囲まれたステージは、青いビニールシートでおおわれている。全身青の女性とPOP柄つなぎの男性が現れる。ふたりの不思議な追いかけっこの後ビニールシートが剥がされると、そこには畳のステージが登場。気が付けば、ステージの上には昭和時代の和風な電気の傘が。ここは「お茶の間」なのか。

無言劇のようなふたりのやりとりと、クラシカルなダンス教育を受けたであろう美しい動きのダンスが交互に繰り返される。流れるように動くふたりの体が美しく心地よい。スレンダーな女性に対して、ダンサーなのにポヨ体系な男性がなんともユーモラス。



名作へのオマージュ

途中何度か、西洋の神話に出てきそうな衣装のエキストラが登場。事前のワークショップを経ての出演とのこと。こちらも様々な体つきの男女がいて、動く彫像的に楽しむ。

青かった女性が、途中から赤い衣装で登場。そこから有名なバレエ「ボレロ」のオマージュ的演出が開始。エキストラたちは、舞台の周囲でうごめく群舞を担当。主演のふたりは、ちゃんと踊ればボレロを踊れちゃうんだろうな、でもコント的コミカル演出でそうはならず。こういう「おちょくる?抜く?」演出が持ち味なのだな。星野源氏と共演したのもうなずける。



POPとクラシカルの狭間

1時間強の短めの上演時間(後半は尿意との闘い……)、良いものを見た。正直、ここまで歌やセリフなのい、コンテンポラリーダンスというものを楽しめると思わなかった。私の勝手なイメージでは抽象画を見るようなものかと思ったけど、この公演に関しては非常に具体を感じさせるものだった。

今回の公演ではクラシック音楽を多く使用していたけど、星野源氏のMVみたくポピュラーミュージックで踊る彼らも見てみたいと思った。「POPとクラシカルの狭間」もいいけど、あの素晴らしいダンサーたちが全力でコントするというのも良いかも。あぁ可能性が広がる演者である。

 


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