相方の体質に合わせてグルテンフリーな我が家、最近米粉料理が盛んである。昨夜は米粉でお好み焼き。生地に山芋を入れたせいか、ふんわり焼き上がった。味も小麦粉使用時と変わりはない。


 
相方の影響で、私も麺類より米を食べるように心がけている。麺類はおかずがなくても食べられるけど、米だと炭水化物以外を食べるので、やや健康的な気がする。ふたりでうどん屋にいけなくなった代わりに、これからは蕎麦屋(できれば十割)を巡ろう。



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研究者の話

久しぶりに三浦しをん氏の作品を読んでいる。業界もの小説をいくつか書いている三浦氏、今回は「植物学研究者」の話である。

愛なき世界 (単行本)
三浦 しをん
中央公論新社
2018-09-07

 
実験のため植物を育て観察し、検査して論文を書く。読んでいて退屈してしまうくらい、専門的で詳細な記述もあり。学生時代の実習や卒論を思い出し、「あれをずーっとやり続けるのが研究者なんだよな、私には絶対できないな」と思う。

研究者だけじゃなく、三浦氏は「何か1つのことを追求し続ける人たち」を描いてきた。それもあまり人には理解されにくい対象を愛する様子は、三浦氏自身の「オタク精神」と重なる。世界はオタクが作っている。



愛の形

「愛なき世界」なんてタイトルだから、どんなヘビーな話かと思ったら、ちゃんとラブコメ的描写もある楽しいお話だ。植物学を愛するあまり、人間からの愛を受け入れられない主人公。植物たちは愛の有無など関係なく繁殖し命を繋ぐ。それがタイトルの意味らしい。

恋愛という形でパートナーを得ることが重要視されがちだけど、情熱を注ぐ対象が人以外であっても、それはそれで豊かな人生だろうな。むしろ人に依存しないだけ、健康的かもしれない。

今のところ私は「追求したい真理」も「極めたい何か」もない。そういうものを見つけた人をちょっと羨ましく思う。私の使命は「媒介」のようなので、 極める系使命を帯びた人のために働く人生なのだろうな。



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