宝塚らしさってなんだろう?わっかのドレス&麗々しい軍服?運命に引き裂かれる恋?ヨーロッパを舞台とした歴史ロマン?いやいや、宝塚の世界はそんなに狭くない。

先生方は意欲的に作品世界を広げていかれているし、時代によってもテーマもテイストもどんどん変わっている。今や舞台はこの世だけじゃなくあの世もありだし、最近は地球を飛び出して宇宙というのが流行っているみたい。


 

↑今週の「マツコ会議」はステージスタジオ(現在営業休止中)についてみたいよ。 こちらで用意されてるお衣装は、ベタな宝塚イメージね。




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石田昌也氏演出「銀ちゃんの恋」

上演当時、やたらと「宝塚らしくない」と言われたであろう作品といえば「銀ちゃんの恋」が思い浮かぶ。演出の石田氏の強い希望で、つかこうへい氏の名作が宝塚バージョンとして上演された。つか作品というのは、当時演劇をやってる人なら通る道だったのかもしれない。

銀ちゃんの恋 [ビデオ]
宝塚歌劇団、月組、久世星佳、風花舞、汐風幸、邦なつき
1996-09-21


蒲田行進曲 (角川文庫)
つか こうへい
KADOKAWA
2018-10-24


華やかな衣装も派手なセットもない、アングラ演劇のような芝居。一応歌は入るけど、ダンスシーンなんてほぼない。

しかし、しかし、銀四郎に久世星佳氏、ヤスに汐風幸氏という名優が揃った。面白くないわけがない。小夏を演じた風花舞氏も、得意のダンスを封印した代わりに達者な芝居を見せてくれた。結果として、久世氏の代表作のひとつになった。

この時橘の子分役で出演してた大空ゆうひ氏も、のちに自ら希望して銀四郎を演じている。

『銀ちゃんの恋』 [DVD]
宝塚歌劇団
宝塚クリエイティブアーツ
2008-12-05




つか作品の愛

何作か読んだり見たりしたつか作品には、必ず強い女性が登場する。「銀ちゃんの恋」の小夏にしても、小説版と宝塚版ではかなり印象が違う。小説版の方がもっと太々しさに似た強さがある。

つか氏の描く恋愛はどれも、母性愛に近い気がする。美しく強い女性が、ダメな男を丸ごと包み込む。男たちはマリア様を仰ぐように女性を愛する。銀ちゃんが小夏と子供をヤスに押し付けようとしたのは、子供の親になる勇気がなかっただけじゃないのかな。小夏はあくまでも自分だけのマリア様にしておきたかったとか?

しかし母性愛な女たちは、同時に破滅的でもあるというのが恐ろしい。小夏はまだましな方だけど、それでも銀ちゃんのいう通りヤスと添おうとするとこなんか、どう考えても変だよね〜。


↑ちなみに小説版ではヤスは死んでおらず。小夏は無事に娘を産み、その子供まで銀四郎に恋してるというトンデモない話となっている。




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