いよいよ宝塚の公演再開が発表された。今後も状況によってどうなるかわからないけど、とりあえず喜ばしい。劇場で生観劇が叶わないとしても、ジェンヌさんたちが舞台で活躍してると思うだけで元気が出る。



自粛期間中、摂取できる刺激がほぼインターネットに限られていたことで、思わぬ効能?もあった。外部の刺激がない代わりに、積極的に自分自身を楽しむしかなかったというか。お陰で家の最適化が捗る、捗る。



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小説家の日記

またまた中山七里氏作品を読んでいる。と言っても、今回は「日記」である。

中山七転八倒 (幻冬舎文庫)
中山七里
幻冬舎
2018-08-03


私は小説という体裁と同じくらい、日記やエッセイ、紀行文が好き。エッセイストと言われるような人のエッセイより、執筆家や役者さんの書くものが好き。創作作品の裏話を知ることで、作品自体により興味が湧くという効果もある。

それが……今回は全然進まない。本自体の厚みもあるけど、中身が濃いというか、読み飛ばす余地がないというか。馬車馬のように執筆活動している中山氏の毎日を追っているだけで、こちらがブラック労働してる気分になる。


自分から遠い人

中山氏は同業者や編集者から、時々変態呼ばわりされているらしい。なんというか、常人ではない模様。

作家として「自分の書きたいものを書いたことはない」とか、「このミス受賞作も時代を見て戦略的にテーマを決めた」とか、そんなビジネス視線で創作活動するってことが、まずビックリ。「編集者の提案に乗ることで、意識的に作風の幅を広げてる」とか、とにかく作家として生き残るための戦略がものすごく具体的。勤め人時代もさぞ仕事ができたのだろうな〜。

「作品は基本的に脳内で完成させたものを書くだけ」というのは、一種特殊能力の持ち主な気がする。若い頃に見た映画を後で楽しむために、カット割を含めて記憶していたらしいが、その訓練が驚異的な記憶力と脳内創作作業の能力を生んだのか?

他にも「他人の評価は一切気にならない」「失敗しても落ち込まない」とか、 能力もメンタルも考え方も、とにかく何もかもが「自分から遠いな〜」と思う。こういう人が身近にいたら、相当しんどそうだな(私は他人の評価を多少は気にするタイプなので)。

そう考えたら、人の苦手を必要以上に指摘するのは控えるべきかなと思った。私の苦手なことを軽々やれる人にあれこれ言われたら嫌だもんな〜。




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