久世氏出演舞台「HELI-X」の配信、相方と一緒に楽しんだぜ〜!2時間半超の上演だけど、ご時世の問題か休憩はなし。殺陣シーンがめちゃくちゃ多くて、劇場で見てたらちょっとしんどかったかも?



とにもかくにも、大千秋楽まで無事にたどり着けて良かった、良かった。今は「コロコロ」のせいで、いつ上演中止になってもおかしくないからね。



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「トランス」する権利

今回の舞台、なかなか手の込んだSF設定。漫画かラノベ原作がありそうな話だけど、脚本家のオリジナルらしい。物販ではスピンオフ小説まで販売された(読みたい)。

全世界を巻き込んだ第三次世界大戦。その結果、極東の島国「大和」は、「超大国ユナイト」の占領下となる。そして、訪れる占領下での平穏な時代が訪れる。

そんな中、遺伝子工学の進歩は、性別を自由に選択できる技術「TRANS」を生み出した。これにより、自分の意思により、完全に性別の変更が行える世界となった。しかし、「TRANS」を施術した者の中には、エラーとも呼べる特殊能力者を生み出すことがあった。人知を超えた様々な特殊能力。人はその者たちを「HELI-X」と呼んだ。

HELI-Xによる犯罪が社会問題となる中、大和自治軍の中に、HELI-X犯罪を専門に扱う「螺旋機関」が設立された。

自治軍から螺旋機関に転属を命じられた軍人であるアガタ(菊池修司)。
裏社会を牛耳るマフィア「ブラックブラッド」の暗殺者・ゼロ(玉城裕規)。

その二人が出会う時。運命の螺旋が絡みあい、激しく動き出す。
公式HPより 

現代社会では性別変更(生物学的、医療的)は、性別違和を抱える人への医学的治療、救済措置として行われる。作品世界では誰でも利用できる権利とされると、性別違和以外の理由でトランスしたい人が予想以上に現れた。

螺旋機関に属するHELI-Xが「こんな居心地のいいところ、他にないし」という。のっぴきならない理由でトランスした結果、居場所は同胞の集う軍隊にしか見つけられなかった。トランスが権利として認められていることと、トランスしたものが幸せに暮らせることの間には大きな川が流れている。



キャスト別感想

螺旋機関は基本的にトランスした人間ばかりで構成されている。久世氏は自動的に「元男」である。そして元男らしいイケメンぶりをいかんなく発揮してくれた。発声も振る舞いも男役時代さながら。イメージは「エールの残照」のダニエルって感じかな?普通の芝居ではぜったい見られない戦隊もの風ポーズとか、痺れるわ〜。とにかくカッコ良かった。今まで見た退団後作品の中でも、一番くらい男役感のある良い仕事だったね!

螺旋機関のもうひとりの「元男」ワカクサを演じた立道里緒奈氏、久世氏に負けず劣らずカッコよかったね〜。声がね、男役っぽいイケボなのよ。キャリアを見たら「セーラームーン」とか「ウテナ」とかに出てたとのこと、納得。

今作品唯一と言っていい息抜き担当、「小料理屋の女将」風男子リュウジンの輝馬氏、安定感がすごかった。別の役も見てみたい役者さん。

今回の実質的座長であるゼロ役の玉城裕規氏、「大悲」に続いて今回も超ヘビーな役どころだった。復讐という悲しい運命を背負った人物、その業と湿り気を帯びた感情を重たいくらいに背負って、でもその重さに負けてないのが凄かった。





「新」シリーズ始動!

終演後の舞台挨拶で知ったが、この作品はシリーズ第1作ということで、今後まだまだ続いていく予定らしい。確かに回収されなかった伏線が多数あった。設定も衣装もかなり作り込まれていたのはそういうことか。

久世氏は螺旋機関の大佐役というなかなか重要な役。ということは、今後のシリーズにも続投が予想される。期待してもいいよね?


配信だと12月23日まで見られるから、あと1回くらいみようかな〜。




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